リースバックとは?
リースバックは「セール・アンド・リースバック」と呼ばれることもある、自宅などの不動産を売却して現金化した後でも住み続けられるサービスを意味します。
簡単に申し上げると、
①あなたのご自宅を第三者に売ると同時に、
②あなたと買主さんとの間で「あなたを借主に、買主を貸主にする賃貸借契約」を結びます。
そうすることで、外見は何も変わることなく、あなたはその家に住み続けることができます。
リースバックで検討すべき点
借金整理のために不動産を売却する場合には、売却価格は適正なものでなければなりません。
低価格で売却しようとしても住宅ローン会社が「OK」を出さないばかりか、その後の手続で問題になることもあり得るからです。
一方、買主の立場からすると、売主(借主)が短期間で家賃支払を諦めて退去すると厳しい状況になることになります。退去された場合には、第三者に賃貸するために内装リフォーム等の費用がかかるためです。そこで、買取額を安くしようとすることがあります。
また「売主が払ってきた住宅ローン > 家賃 > 買主の不動産融資の返済額」という関係にならないと、リースバックをする意味がありません。
リスクは売買価格で調整していますので、家賃はおおよそ近隣相場(成約事例を見て)になることが多いです。
もちろん、お金に余裕がある親族がいらっしゃる場合には、親族間で「リースバック」をすることもできます。